インデックス投資:特定の市場指数をベンチマークとして、その指数の動きを可能な限り忠実に再現しようとする投資方法
市場全体に幅広く分散投資することで、個別投資のリスクを低減させることが特徴になります。
例えば、日経225やS&P500など、大きな市場指数に連動する株価指数ファンドやETF(上場投資信託)に投資することが一般的となります。
オルカンもインデックス投資に該当します。
それでは、インデックス投資のメリットについて見ていきましょう。
インデックス投資のメリット
低コスト
インデックスファンドはアクティブファンドに比べて管理費用が低く抑えられています。
ファンドマネージャーが積極的に株を選び、取引する必要がありません。
なので、少ないコストで運用が可能になります。
手数料は利益額に影響があるので、少なく済むのは助かりますね。
透明性
インデックスファンドは何に投資先が公表されています。
これにより、資金がどのように投資されているのかを確認することができます。
分散投資
一つのインデックスに投資するだけで、多数の株式に対して投資を行うことができます。
S&P 500に投資した場合、アメリカの主要500社への投資が可能です。これにより個別の企業リスクを軽減することができます。
パッシブマネジメント
インデックスファンドは市場の平均的なリターンを目指しています。
これにより長期的に安定したリターンを期待することができます。
経済は成長を続けていくので、長期的に見ればリターンを得れますね
それでは、インデックス投資のデメリットについて見ていきましょう。
インデックス投資のデメリット
市場の平均のみのリターン
インデックスファンドは市場全体に連動するため、市場を上回るパフォーマンスを目指すことは基本的に不可能になります。
アクティブファンドの中には市場平均を上回る成績を出すものもありますが、インデックスファンドにはその機会がありません。
過度の市場依存
インデックスファンドは市場の動きに強く影響されるため、市場全体が下落する時はその影響を直接受けます。
大きな市場の調整やクラッシュの際には、ポートフォリオが大きく損失を被る可能性があります。
柔軟性の欠如
インデックスファンドは特定の指数に基づいて運用されるため、市場の変化に応じて迅速にポートフォリオを調整することが困難です。
アクティブ運用の場合はマネージャーが市場の状況に応じて投資先を見直し、リスクを管理することが可能となります。
選択肢の限定
インデックス投資では投資対象が指数に含まれる銘柄に限られるため、新興市場や特定のセクターなど、成長可能性の高い箇所への投資が難しい場合があります。
投資したい地域(銘柄)については、別のインデックスファンドや個別銘柄で調整をしていきましょう
配当金は貰える?
インデックス投資を通じて、配当金を得ることは可能です。
多くのインデックスファンドやETFは、保有している株式から得られる配当を投資家に分配しています。具体的な配当の額や頻度については、投資するファンドの詳細情報を確認することが重要です。
まとめ
インデックス投資は、低コストで市場平均のリターンを目指す効率的な投資手法です。
市場全体に分散投資することによりリスクを低減し、長期的な安定したリターンを求める投資家にとって魅力的な選択肢となります。
一方で、市場を上回るリターンを追求する機会は限られており、市場の急激な変動には弱い点も理解しておく必要があります。
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